コーヒーの知識

【コーヒーの名言・格言集】世界の偉人たちのスゴイお言葉!解説付き

コーヒーの名言

歴史に名を遺す過去の偉人たちも、実は私たちと同じようにコーヒーを好み、その味に魅せられていました。

そんな過去の偉人たちですが、コーヒーに対して一体どんな思いを抱いていたのでしょうか?

このページでは、世界の偉人たちが「コーヒーを愛した証」である素敵な名言や格言をご紹介します。意味や背景についても一つずつ解説していきますので、ぜひ最後までご覧になっていただければと思います。

コーヒーにまつわる名言・格言集

それでは世界の偉人たちが遺した名言・格言の数々を見ていきましょう!

バッハ

バッハ

もし一日3回のコーヒーが飲めないなら、とても残念だけれど、しなびた山羊の肉みたいになってしまう。ああ、コーヒーの味はなんと甘いこと!千のキスよりまだ甘い、マスカット酒よりもっと甘い。コーヒー、コーヒー、コーヒーなしじゃやってけない!

ヨハン・ゼバスチャン・バッハ(1685~1750)

18世紀のドイツで活躍した作曲家であり、音楽家としても有名な、あのバッハです。
バロック音楽の重要な作曲家の一人ですね。

この名言は、カンタータ(声楽曲)として、バッハが作曲した歌の中に出てくるセリフ。

バッハは経歴の大部分を教会音楽家として過ごしていたので、宗教的なカンタータはバッハの作品の中でもかなり重要な位置を占めていました。ですが、その宗教的な題材とは別に、また20曲ほどの世俗カンカータも作曲しています。

結婚式や誕生祝い、コーヒー店での演奏会用の作品とみられる「コーヒー・カンカータ」(BWV211)の中に出てくるセリフがこの名言となります。

内容は、「流行りのコーヒーのことばかり考えている若い娘に、コーヒーをやめさせたい頑固おやじがあれこれ問いかけていく」という二人の会話になっています。

これはバッハ自身のセリフではなく、娘と父親がやり取りしている会話中のセリフです。ですが、こんな詩を書くということは、少なからずコーヒーに対して、こういったイメージを持っている人だったのでしょう。

若い娘の口から「コーヒーはやめられない!」というセリフが出るほど、この時代の人々もコーヒーに魅せられていたということが読み取れます。

ベートーベン

ベートーヴェン

一杯のコーヒーはインスピレーションを与え、一杯のブランデーは苦悩を取り除く。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベン(1770-1827)

ドイツの作曲家であり、ピアニスト。バッハと並ぶ音楽史上で極めて重要な作曲家です。
「運命」や「月光」など、私たち誰もが一度は耳にしたことのある名曲を作った人物。

20代後半頃から持病の難聴が徐々に悪化し、40代には耳が全く聴こえなくなってしまうベートーベン。他にもアルコール依存症や神経性の持病など、いくつもの病を患いながらも、素晴らしい作品を世に残した偉大な作曲家です。

耳が聞こえないはずなのに、聞こえるかのごとく作曲をするとは、まさに天才ですね。

そんなベートーベンに、インスピレーションを与えていたとされるのがコーヒー。

ベートーベンにとってコーヒーがそんな存在だったとは驚きですよね。しかもコーヒーを淹れる際には、自分で豆を60粒数えてから淹れていたとのこと。本当にコーヒーが好きで、とてもこだわりを持っていたということがうかがえます。

闘病中に作った素晴らしい曲の数々の裏に、コーヒーを飲んでいる姿があったと考えると、偉人の生活を少しだけ垣間見たような気持ちになりますね。

ナポレオン

ナポレオン

強いコーヒーをたっぷり飲めば目が覚める。コーヒーは温かさと不思議な力と心地よき苦痛を与えてくれる。余は無感よりも、苦痛を好みたい。

ナポレオン・ボナパルト(1769-1821)

フランス革命期の軍人であり、政治家。フランス第一帝政の皇帝にも即位しています。

「私の辞書に不可能という文字はない」という格言が有名ですが、この言葉自体はナポレオンが言ったかどうかは定かではないという説も。

そんなナポレオンですが、実はコーヒー好きだったことはとても有名です。

コーヒーを軍隊の飲み物とし、軍人に飲ませていたことでも知られています。「体を温め、勇気を引き出してくれるこのコーヒーを兵士たちに与えよう」という名言もあるほど。

また、ナポレオン自身は「カフェ・ロワイヤル」という飲み方を好んでいました。アルコールに角砂糖を浸し、青色に燃やした状態でコーヒーの中に入れて飲むのですが、この青い炎の演出に心を動かされたそうです。炎の演出に惹かれるというのも軍人らしい感じがしますね。

軍隊の飲み物に指定するほど、日頃からコーヒーを愛飲していたナポレオンの様子が見て取れます。

バルザック

バルザック

コーヒーだけが、想像力豊かなこの労働機械の活動を、再々促す黒い油であった。コーヒーは知的能力の活動時間を、しばしば延長させてくれる。

オレノ・ド・バルザック(1799-1850)

フランスを代表する小説家。代表作は「ゴリオ爺さん」「谷間のゆり」など。

長くはない生涯において、多彩な傾向の物語を著した天才的才能を持つ小説家です。

バルザックの執筆スタイルは、夜間にコーヒーをがぶがぶと飲み、長時間にわたって推敲を繰り返しながら執筆するというもの。そして執筆が終わると、疲れた体でそのまま社交界に顔を出すという、なんとも不健康な執筆スタイルだったのです。

その原動力となっていたのが、まさにコーヒーということでしょう。彼にとってのコーヒーは、活動するために必要な黒い油であり、活動時間を引きのばす起爆剤のような役割だったのですね。

ゆったりとくつろいでコーヒーを飲んでいるわけではなかったというところは、コーヒー好きの身としてはなんとも切ないです(汗)

ですが、カフェインの力を借りて、自分の体を精一杯使い切っていたのでしょう。そのおかげで、数々の名作が誕生したともいえるのです。

ヴォルテール

ヴォルテール

コーヒーが毒であるとしても、効き目の遅い毒だ。

ヴォルテール(1694-1778)

この名前(ヴォルテール)はペンネーム。本名はフランソワ・マリー・アルエ。
フランスの哲学者・文学者・歴史家です。

啓蒙主義を代表する人物とされ、百科全書派の学者の一人として活躍しました。

一日に40~50杯ものコーヒーを飲んでいたといわれているヴォルテール。

この異常なまでの多量なコーヒーは、ヴォルテールの主治医に「あなたは大好きなコーヒーに殺されるだろう」と言わせてしまったほど。

ところが彼は83歳まで生きたのでした。

寿命に影響はなかったようですが、聞いただけでも胃がもたれそうな量ですよね。

そして「効き目の遅い毒」という言い回しは、なんとも秀逸です。

キェルケゴール

キュルケゴール

とにかく私はコーヒーを高く評価している。

セーレン・キェルケゴール(1813-1855)

デンマークの哲学者であり、思想家。
そして実存主義の創始者、あるいはその先駆けと評価され、多くの著書も残しています。

幼少の頃から日記を綴る習慣があり、急逝するまでの生涯にわたって、日記を書き留め続けました。この日記が最近の研究において、彼の著作物と同等、またはそれ以上の価値を持つ文献資料として扱われることもしばしば。

その日記の中に、キェルケゴールはコーヒーについて綴っていました。

「どう評価しているのか」という点を明確に記したものはありませんが、コーヒー好きであったことは事実のようです。

キェルケゴールのコーヒーの飲み方は、山盛りの砂糖(おおよそ角砂糖30個分)にブラックコーヒーをかけて溶かして飲む方法。

常日頃からブラックコーヒーで豆の味を楽しむ立場からすると、コーヒーそのものの味がわからなくなるのでは?と突っ込みたくなります。

ですが、きっとキェルケゴールはかなりの甘党だったのでしょう。砂糖をたくさん入れる飲み方で、コーヒーを楽しんでいたようです。

そしてカップにもこだわりを持っていました。お気に入りのカップを50個近くも持っており、どれも1客ずつ揃えていたそうです。

また、コーヒーを飲むときには、その中から秘書に1つを選ばせ、そのカップを選んだ哲学的な理由までも聞いていたという話が残っています。考え方も哲学者ならではですね。

リンドバーグ

よきコミュニケーションは、ブラックコーヒーと同じくらい刺激的。だがその後は、なかなか眠れないもの。

アン・モロー・リンドバーグ(1906-2001)

飛行家であるチャールズ・リンドバーグの妻。

米国女性として初のグライダーライセンスを取得し、その後プロペラ機のライセンスも取得。アン自身も飛行家であり、文筆家でもあります。

文筆家なだけに、コーヒーの格言以外にも、数多くの言葉を残している女性です。

夫リンドバーグとの間に、6人の子供をもうけたアンですが、長男チャールズは誘拐事件に巻き込まれ、帰らぬ人となります。そして、夫は愛人関係にある女性との間に3人の子供を作り、彼が死を迎えるまで関係は続いていたそうです。

そんな波瀾万丈な人生の中で、どんなときに、どんな気持ちでコーヒーを飲んでいたのでしょう。もしかしたらコーヒーは、彼女の支えとなる飲み物だったのかも知れませんね。

まとめ

日々コーヒーに親しんでいる私たち。かつての偉人たちも同様に、その魅力の虜になっていたことを知ると、彼らの日常生活に親近感を覚えます。

そしてコーヒーの飲み方も千差万別であり、そこにそれぞれの個性が垣間見えます。

過去の偉人たちに思いを馳せながらコーヒーを飲むと、また違った味わいを感じることができるかもしれませんよ。

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